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番組審議会議事録
名古屋テレビネクスト株式会社

第20回 名古屋テレビネクスト番組審議会 議事録

開催日:2024年9月18日(水)11:00~12:00

出席委員
野嶋慎一郎様(委員長代理)
伊部裕之様、カツヲ様、茅原良平様、瀧一郎様、福島宏之様、益田祐美子様(50音順)
事業者:金森和生、髙木豪将、光若令真、高岩絵里香

審議内容

第1部/事業の状況、番組編成について

第2部/番組審議会概要

(1)エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ
『伊藤かりんのアナログゲーム同好会#2』

(事業者:番組プロデューサー)~番組の企画概要を説明~
新しい軸となるコンテンツを探していきたかったのが番組制作のきっかけ。アナログゲームの世界は不透明な面、伝わりづらい業界だと感じ、踏み込みやすくするために企画を組んだ。より親しみやすくするためにアイドルを起用。AKBやSTU等のアイドルグループと仕事をした経験を生かし、その中でも、番組の意図を理解してくれるメンバーをキャスティング。北海道のある企業と番組オリジナルのボードゲームの開発もスタート。(販売予定は後日告知)今後もアナログゲームの魅力を発信できるような仕組みや番組作りを継続していきたい。

(審議委員)
番組視聴を機に調べたところ、ボードゲームカフェが日本では519件も店舗があり、思っていた以上ブームが来ていると感じた。ブームは2000年代初頭から始まり、ユーロ系を中心に世界中で人気があるそう。これを番組にするというのは発想として面白いと感じた。関係値の薄い友人であっても、プレイヤー同士のコミュニケーションや、駆け引きが楽しめる点がアナログゲームの一番の特徴と感じた。また、オリジナルゲームを開発するのであれば、開発の裏話的なもの、デザイナーさんのインタビュー、販売に至るまでの苦労話等の「舞台裏」のようなものがあると、より興味を持たれるのではないか?他にも、ボードゲームの歴史や文化的な背景をもう少し掘り下げるなどをすれば、知的好奇心を訴求するような側面が出るのかなとも思う。

(審議委員)
地上波でeスポーツのようなデジタル系のゲームが多く紹介されていく中で、アナログゲームで番組を作るというアイデアは良い。子供の頃に何かしら触れたことがあるだろうからピンとくるし、心理戦のような、知的好奇心をくすぐるようなゲームの紹介も良かった。若い女性がターゲットのようだが、ひと昔前を楽しむような若者が増えているので、そこを狙っていくのも良いと思う。気になった点は、同じゲームを複数回繰り返すことで展開が似てしまうこと。ゲームを行う者同士の思考をもう少し掘り下げるような形か、別途時間を設けてゲーム紹介をするのも良いのではないかと感じた。他には、男女同士でゲームを行う会や、実際のお店で出会いが始まった方々の人間関係のようなものの取材があっても面白いかと思った。

(審議委員)
昔こういうゲームあったなぁ~と懐かしい気持ちにさせられた。オンラインゲームだったり、スマホの画面に向かってゲームをしている人を電車でも多く見かけるが、コロナ期も経て、アナログゲームだと対面でワイワイ楽しめる点が改めて良いと感じた。ゆるい時間が心地よく、肩肘張らない感じで見る側も楽しめた。司会の伊藤かりんさんが、司会者とプレイヤーの2刀流をうまくこなしていたのも印象的。番組IPとしてゲーム作りに関わってもらいブランド価値をつけたり、ゲームの販売に留まらずゲームを楽しむイベントを開催するなど、発展させていけたら良いのではないか。SNSに反応する要素もありそう。あとは、ショップ情報や最新ボードゲーム紹介等も番組内でしても良いのかもしれない。

(審議委員)
コロナ禍では考えられなかった、今の時代に合うコンテンツ。しかも素材自体は古いものを温故知新的にだしていくのも、とても大切だと思った。「適当な関係」というゲームの特性かもしれないが、番組途中の中だるみが少し気になった。予算もあると思うが。
相手の心理を探ってみたり、対面でのボードゲームならではの面白さを番組の中でより伝えられたらよいのではないかと思う。

(審議委員)
最初見たとき、「アナログゲーム」って何?と思った。思い切って「ボードゲーム」に変えてしまったほうがSNSでもヒットしやすいのではないかと思った。ゲストに対してのファンクラブ向けの番組なら、ファンにとってこんな魅力的な番組はない。出演者の個性や性格がよくわかる。
ただ、ゲーム中長く感じたのと、番組内での点数のつけ方が分かりにくかった。

(審議委員)
世界的にみても簡単に気軽に楽しめる、遊べるのがボードゲームの特徴かと思う。ただ、ルールがいまいち分かりにくかった。もう少し詳しいルール説明があっても良かった。

(審議委員)
ボードゲームについての紹介と、それを実際にプレイする様子を番組に仕立て上げる手法によって、視聴者も楽しめる内容だと感じた。「適当な関係」というゲームでは、出演者の伊藤さん、後藤さん、太田さん、磯貝さんがそれぞれのキャラを出し合ってうまく場を盛り上げていたと思う。
放課後の「クレイジークライマー」はボードゲームになっているとは思わず、とても新鮮に感じた。(テレビゲームにはリアルタイムでお世話になった世代です)
終始楽しい雰囲気でリアル感もあり、退屈することなく安心して楽しめた。シリーズ全体を見てみたいと思った。


(2)ダンスチャンネル by エンタメ~テレ
『WHITE SCORPION レベチっ!#1 』

(事業者:番組プロデューサー)~番組の企画概要を説明~
IPマルチユースでの企画考案。秋本康氏のプロデュースにより昨年12月にデビューしたWHITE SCORPIONが、デジタルに特化したNFTやグッズを仮想通貨で買い、応援できるようなコンセプトをもったグループだったため、冠番組の起用を提案。事務所側が発信していきたいタイミングが合い、実現した。女性ターゲットも増やしていくために、メイク、ファッション、美ボディづくりという要素を番組に取り入れている。撮りおろし写真+ボイスのセットを番組オリジナルのNFTコンテンツとして9月24日に販売開始。NFTの売上TOPのメンバーは番組最終回に専用の企画を用意する。その他にも、オリジナルTシャツ等、番組オリジナルグッズの制作も調整中。

(審議委員)
秋元康さんがプロデュースということで非常にキャッチーだが、デビュー間もないため恐らく認知度もまだ高くない分、メンバーの個性を伝えていくことに演出の意図があったと感じた。一方、ダンスチャンネルなので、メンバーのダンススキルを紹介するような時間が欲しかった。シーズン2ではダンスで活躍しているシーン映像のNFT販売もあったら良いのではないか。(審議委員)
着てきた洋服の紹介など、ファンは喜ぶだろうし、メイクやファッション等、同世代の女性には参考になるのではないかと思う。一方で、アイドル番組王道の、勝ち負けのような対決をもう少しさせていったほうが、番組としてエンタメ要素が強くなるのではないかと感じた。

(審議委員)
これまでのアイドル番組は、チャレンジ企画の要素も強く、過酷で、出演者本人達のメンタルも辛いであろう中で楽しそうなエンタメとして見せるのがアイドル育成番組だったかと思う。一方今回の番組は、時代もあるのか、視聴者もストレスを感じず安心して番組を見られるハードルの低さが逆にこの番組の良さだと思うし、今どきの番組の作り方なのかとも感じた。メイク、ファッション、美ボディづくりを学んで自分を磨き、アップデートすることで、出演しているアイドル達本人も楽しんでいる様子が伝わるし、その変化を楽しむ様子を見ることで、視聴者にとってもプラスアルファになるメリットの要素がある。

(審議委員)
アイドルによるファンのための番組で潔くは感じるが、ダンスチャンネルならではの要素だったり、番組プロデューサーならではの個性が組み込めれば、ブランディングにも繋がりより一層よくなると感じた。

(審議委員)
アイドル番組ということで若い子たちと一緒に見たところ、メイク、ファッション、美ボディの作り方等々、若い子は興味があるようだった。ダンスチャンネルなのでやはり彼女たちのダンスが見てみたい。推し活として応援したいので、グッズが出たら買ってみたい。

(審議委員)
メンバーの個性をなるべく発揮して、皆が尊重し合えるようになると良いグループになるだろうと思う。批判的になってしまうが、最年少は15歳。お金をかけて綺麗になるとか、良い服を着るというのが教育的にどうなのかとは前々から少し思うところがある。今の中高生たちが、アイドルを見て、こうなりたいなと憧れるのは悪いことではないが、着飾るだけではなく、基から備わっている失われていない素の部分、性格的な部分をクローズアップするような番組になっても良いのかとも感じた。

(審議委員)
これから売り出すアイドルの応援番組として視聴した。安心して視聴できた。参加加メンバーの自己紹介(特技?)は幅広い内容のものがあり、いろいろな視聴者に刺さるのではないかと思う。この番組がターゲットとする視聴者はどのような方なのかが少しわかりづらかった。アイドルを目指す人なのか、アイドルを応援する人なのか。そのようなターゲットではなく、番組の中で取り上げる「メイク」「ファッション」「美ボディ」といったテーマに興味がある人にとってはコアなテーマの情報番組として楽しめるのではないかと思う。
各テーマは1話完結ではなく、複数話にまたがって放送されるものなのか?番組表や番組宣伝の観点からすると、各テーマごとに1話で流す方が視聴者には便利だが、あえて複数話に散らすことで、継続視聴を促す狙いがあるのか?

〇その他の意見(審議番組以外の意見)

(審議委員)
パリオリンピックで日本のダンスが大活躍だったので、それに関連する内容の番組の審議があるのかと構えていた。これからダンスの人気もより高まっていくと思うので、視聴者に愛される番組を届けてもらえたらと思う。

以上